2018「pot-au-feuのおはなし展」Gallery工房親
一瞬の連なりが時間をうむ。
移り変わることで意味を持つというアニメーションの存在そのものに着目した。 
「話す=離す」ということは、記憶や感情を分解し編集する行為と言える。
 作品の軸となる環境音の組み合わせは、
誰もが耳にしたことがあるような記憶の断片である。 
記憶は感情を作り、感情は形を作っては消え、また新たな形を作る。
 記憶や感情は触れることのできない泡で、
言葉にするということは、泡に触れてそれが弾けて消えることのように思う。
次々と移り変わり、儚く消えた泡の正体を探るために、
私は話して(離して)いるのかもしれない。
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