2018  学部3年次授業課題
中国から漢字の文化が入ってくる前は日本に文字はなく、言葉は音だけで存在していた。
 漢字を当てはめたことで消えてしまった日本語本来の意味の繋がりを考えた。
 人類学や言語学を参考に、漢字をひらがなにすることで言葉の意味を音の繋がりで捉え、 
コマ撮りアニメーションで視覚化した。

「め」
目と芽。 世界を最初に見る部分。

「あかとくろ」
赤は明るいのあか。 黒は暗いのくら(ろ)。

「うつす」
映すと移す。 虚構と現実の間に うつろう。

「くるう」
繰ると狂う。 くるくる回っておかしくなる。

「は」
端にあり、生え変わり、成長の要となる。

「おもい」
想いと重い。 気持ちに質量を感じる。

「はな」
花と鼻。 一番前に出て 目立つところ。

「しろ」
白と標。 標すことで、白黒はっきりさせる。

「かく」
描くと欠く。 縄文時代は同じことだったのかもしれない。

「ひ」
日と火。 世界を明るく照らす。
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